top of page
gakkou.png

-第1回-
おかやまの
​事業継承を考える
​ワークショップ

おかやま経営実践塾 開講プレイベント

2022/3/18
15:00-19:00

「おかやま経営実践塾」は、

事業承継を間近に控えた経営承継予定者の成長を応援する、

参加者限定の集中勉強会です。

“地域が次世代経営者を育み、次世代経営者が未来の地域経済を育む”をコンセプトに、

岡山の企業経営者の経験知と岡山大学の教授陣の先進知を結合し、2022年度に開講します。

開講に先立ち、セミナー/ワークショップを開催します。

事業承継にご関心のある経営者や承継候補の方々のご参加をお待ちしています

​第一回開催の様子

第一回

「おかやまの事業承継を考えるワークショップ」を開催いたしました

岡山大学研究推進機構産官学連携本部は、文部科学省令和元年度イノベーション創出強化事業の一環として、3月18日午後、「岡山の事業承継にはこの地の事情にあわせたあり⽅をさぐることが必要ではないか」との仮説をもとに、「“地域が次世代経営者を育み、次世代経営者が未来の地域経済を育む”ために、今、おかやまの地にいる私たちは、何から踏み出したらいいのか︖」を探る想いから、岡山の地で事業承継を経験され、岡山の地で新しい成⻑を担われましたフジワラテクノアート・藤原恵子社長、髙田織物・高田尚志社長、倉敷ボーリング機工・佐古さや香社長、中原製作所・中原健太郎社長にご登壇を頂き、⽣の声をうかがうワークショップを開催いたしました。

 

会場とリモートからそれぞれ30名を超える参加者を得た盛会となりました。槇野学長も参加し、那須副学長・理事(研究担当)の開会あいさつで開始されました。

 

まず、来年度から始まる岡山大学の第4期中期目標期間において、各地域がそれぞれの地域資源を最大限活用しながら自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す「ローカルSDGs」を牽引する岡山の地に貢献する大学を目指すことが説明されました。

 

おかやまの地の活性化には、地域産業の活性化が必要であり、そのためには、地域の産業を支える企業の活躍が重要であること、本学の優れた学問知で協働することを構想していること、にも言及し、ワークショップへのご期待の声を寄せました。

第一部の基調講演は、フジワラテクノアート・藤原恵子社長のご自身の経験をもとにした事業承継の経緯と次代につなげるご葛藤など多くの“イレギュラー”を乗り越えられたことをご提示いただきました。子育てと主婦の立場からの突然の承継と孤独の中での社長業、お客様・同業者間のご援助への感謝などにも言及され、ご自分目線での経営に邁進して「働きやすい会社」を創りあげ、次代への棲み分けを明快にされている経営方針を説明いただきました。

那須副学長のご挨拶
那須副学長の挨拶
図2.jpg
藤原恵子社長の基調講演
図3.jpg
 藤井大児教授の話題提供

続いて、本学学術研究院ヘルスシステム統合科学学域の藤井大児教授から、我々岡山大学には何が出来るのかというテーマで話題提供がありました。「ずっとここにいる」、これこそが我々の提供できる最大の価値であると考え、岡山と日本、そして世界を結ぶハブ機能と共に、時代を超えたダイアローグの空間作りという役割があると指摘して、第一部の締めくくりとなりました。

図4.jpg

パネルディスカッションでの質疑応答

図5.jpg
交流会の模様

 

第二部は、岡山市一宮高校ご出身の若林計志(フローワン代表取締役)をモデレーターに、まず、髙田織物・高田尚志社長、倉敷ボーリング機工・佐古さや香社長、中原製作所・中原健太郎社長のそれぞれから、ご自身の事業承継の背景を含めた話題提供を頂きました。フジワラテクノアート・藤原恵子社長にもパネリストとしてご参加いただきました。

各パネリストへの最初の質問「ご自身が事業承継を自分のこととして意識した場面は何だったか」には「突然の継承、十分な準備のもとでの承継や学校卒業時を転機とした承継、等」のそれぞれまったく違った角度からの回答がありました。続いて、承継の心構え、苦労したこと、先代との衝突、社長の相談相手など、モデレーターや参加者からさまざまな質問に、パネリストの皆様には真摯にコメントいただき、大変示唆に富んだエピソードが聞ける会となりました。

最後に”孤独な社長業”には、横と縦との繋がりが大切であり、同世代の仲間の重要性についてもそれぞれのコメントいただきました。その後も、会場やリモートからの質問が続いたため、やや予定時間を越えての終了となりました。


第二部終了後、会場ではまん延防止等重点措置は解除となったものの、感染状況の現状から会場内で名刺交換のみの交流会となりましたが、ほとんどの方にお残り頂き、講師、モデレーター、大学関係者と親しく予定時間までご歓談いただきました。

 

このワークショップは5月に第2回、6月に第3回を開催し、来年度中には内容をさらに発展させた「おかやま経営実践塾」を開講する予定です。これらを通じて、みなさまと事業承継に関する考えをさらに深め、課題解決のための実践に結び付けてゆければと考えております。

 

岡山大学は2019年10月に「重要研究分野*」を制定していますが、本件領域は、「(大領域)SDGsに貢献するイノベーション領域」「(中領域)地域研究・政策研究」「(小領域)地域研究・政策研究」として研究力の強化を指定している領域で、今後の発展が期待される分野です。

* https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id8015.html
 

​プログラム

15:00~16:20

第1部:講演「事業承継は最大の決断」
フジワラテクノアート株式会社 
藤原恵子 代表取締役社長

16:20~
第2部:ワークショップ(パネリスト順不同)
高田織物株式会社  高田尚志 代表取締役社長
倉敷ボーリング機工株式会社 佐古さや香 代表取締役社長
株式会社中原製作所   中原健太郎 代表取締役社長


第3部:交流会

フジワラテクノアート株式会社
髙田織物株式会社
倉敷ボーリング機工株式会社
株式会社 中原製作所

研究推進機構産学官連携本部 

企画戦略室(URA室)
TEL:086-251-8456/086-251-8930
e-mail:uraoffice@okayama-u.ac.jp
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

日時: 2022年3月18日(金)15:00~19:00
場所: 岡山大学自然科学研究科棟2階大講義室

         対面形式およびWEB講演形式を併用
参加費:無料

Sign me up!

上記お申込みより申し込めない場合は

下記メールアドレスまでご連絡ください。
uraoffice@okayama-u.ac.jp

bottom of page